こんにちは。
花咲爺医です
この記事の目次
本日のテーマ
意識の高い医学生医師ならどうせなら日本の免許だけでなくアメリカの医師免許もとりたいですね。
気になるのが対費用効果=コスパとお値段そのもの
前回の記事でUSMLEには多大なコストがかかるといいましたよね?
今回はそのあたりをいままで馴染みのない人にも説明します。
アメリカで医療行為をするために必要な試験は step1, step2CK, step2CS の3つがあります。
スケジューリング
試験自体は基本的にはそれぞれいつでも受けることができます。
日本の多くの資格試験なんかが割と試験日・合格発表日が決まっていて、共通の過去問で解く感じですよね?
USMLEは、TOEFL・TOEICなどと同じように、
いつでも・どこでも受けることができて膨大なプール問題からランダムで問題を解く。
評価・点数は相対評価というところが似ていると思います。
医療系の学生の方ならCBTというのがかなり近い構造です。
(というかアメリカのやり方を踏襲したのがCBTってだけだと思います。)
ということで、受けたい時期に関してはかなり融通が聞きます。
試験自体の受験料
気になるお値段ですが
step1, step2CKはそれぞれ
12,13万円
step2CSは
15,16万円です。
これを「高い!」と感じるかどうかは個人差はありますが、まあ高いですよね。大学入試って私立だと数万円ですよね?
医歯薬系のCBTも1,2万だった気がします。
それがこちらは10倍以上します。
USMLE受験者が医学部の中でも意識高い系と揶揄される傾向がありますが、意識が低ければ絶対にこのお金は、たとえ親のスネでも出さないと思います。
値段が固定でないのはドルでの支払いであることと、値段が割と頻繁に変わるのでこのように書きました。
ではgoogleで
how much usmle cost
と調べてみましょう
The examination fees for USMLE Step 1 and Step 2 Clinical Knowledge (CK) will be $940 for each exam registration. The examination fee for Step 2 Clinical Skills (CS) will be $1,580 for each exam registration. The fee for an extension of eligibility period for USMLE Step 1 and Step 2 CK will be $80.Dec 28, 2018
Fee Increases for 2019 – ECFMG News
問題集の値段
お金の話はこれで終わりではありません。
実は各試験は受かればいいというものではなく、(特にstep1は)高得点で合格する方がいいと言われています。
どのようなことをしないといけないでしょう?
まずは・参考書+問題集!なんですね
列挙させていただくと
・「USMLE step1 First Aid」(9000円)
・「USMLE world」x半年分〜(40000円)
・「NBME」(模試)x2(16000円)
「USMLE step1 First Aid」
まずどのブログでも紹介されているFirst Aid(以下FA)という参考書があります。
本気で語りだすとブログ2−3記事分くらいできてしまうので、今回は軽く行きますね。笑
毎年更新されますが、新版が9000円弱だったと思います。
これは、
・「日本の医師国家試験におけるYEAR NOTE」
・「自動車学校の試験における虎の巻(?)」
・「中学校高校の先生がテスト前に配るプリントのまとめ」みたいな本です。
MUST BUYです。
ちなみに1年以上かけてstep1の勉強をされる方はザラにいるので、
自分一人で教材を集める場合には、最新版を買い直すということが
強く推奨
されます。
なぜならこの本は1年でびっくりするくらい内容が増えます。
削減はあまりされません、、😳
ちなみに私は、
FA 2014,2015,2016,2017の4冊くらいを買いました。。。
完全にオタクですね。
でも毎年新しい情報が更新されてそれをチェックするのが何故かたのしかった気がします。
USMLE world (以下Uworld)
実は日本の試験対策ってオンライン化が、まだアメリカに比べるとやや遅れている印象です。
Uworldは紙媒体の問題は一切出していない問題集(というか会社?)です。
ですが問題の質=実際の試験問題との近さという意味では、
他社を大きく引き離しここ10年位単独のTOPを走っています。
いろいろな種類の問題に手を出すと収集がつかなくなるので、
これだけに絞ることをおすすめします。
他の問題集に関しては別記事で書きますね。私は大量の問題集に手を出していたので。
話が逸れましたが、このオンラインの問題集紙媒体出ない上に、
買い切り型ではなく期間契約型なんですね。
1週間から1年までいろいろな契約の幅があり長いほうが時間あたりの値段が安いんです。
これをメインの問題集で演る人には6ヶ月をおすすめしていています。それがだいたい4,5万ですね。
参考までに公式HPの画像を
模試
模試も基本的には問題集と同じように考えてもらってもいいです。
高得点狙いなら4つくらいは
受かるだけでいい人でも1つくらいは受けますね。
というわけで1つ8000円くらいなので平均2万円くらいとしましょう。
step1 TOTAL
なので合計は step1 を取るのにお金だけで
step1 費用
12万円(受験料)+
1万円(紙のテキスト)+
5万円(オンライン問題集)+
2 万円(模擬試験)=
20万円
のお会計となります。
お高い。
step2CKも同様と考えていただいて結構です。
step2CK 費用
12万円(受験料)+
1万円(紙のテキスト)+
5万円(オンライン問題集)+
2 万円(模擬試験)=
20万円
step2 CSはとびきりお金がかかる
CSについても考えていきたいと思います。
ただここからは少しマニアックになるので次の記事で!