最後の関門USMLE step3を最低限の勉強で乗り切ろう

2020年度より米国にて内科麻酔科研修予定の花咲爺医です。
USMLEに興味がある医学生が増えてきたように思います。

2019年末に受けたUSMLE step3が無事合格していたので概論を残します。

ただstep3を受験となるとstep1, step2CK, step2CSを合格しているわけなので、かなり少数派となると思います。
ひとまずstep3で必要な問題集は極端に言えば一つしかありません。
UWorldです。
またかよ、と思われるかもしれませんが、UWで十分であることは今までの関門を通り抜けてきた方ならご存知だと思います。
今回は具体的に計画日程でどのくらいの勉強量と達成度で合格したのかをレポートできればと思います。

2019/5 CKの直前に知識補強のためにUworld 1年間を購読

2019/6 CK受験

2019/7 ECFMG取得

2019/8-10 通常業務激務化とマッチングのため 一日1時間も勉強できていない 2020/11 CCSの勉強に本腰を入れ出す

2020/12 マッチングの面接の合間に受験 直前も勉強は数時間/dayがたまにとれる程度

2020/1  step3合格 (210-220の間)

Uworldの問題を全部解かなくていい異例事態

1600問中

1000問解いた

600正解 

400問

不正解 600問解けてない(時間がなくて。。解いておくに越したことはないです!)

2周目した問題はほとんどないです。

おそらくstep1を勉強している方には驚きでしょうが、UWを全部解かなくてもstep3は合格できてしまいます。

勝因を分析する

実はstep3はいままでのstepの試験の中でも試験としての純粋な難しさは一番むずかしいと言われています。

ではなぜこんなに適当な勉強で合格したのでしょう。

・一にも二にも情報!!周りの受験者の話をきいてだいたいこのくらいで合格はできるとの情報があったのでやはり手を抜きました。

・問題が多岐に渡りすぎていて、高得点が取りづらいのでよっぽど悪い点数でなければ差が出ない。

・step1,CK,CSの知識をしっかりやっていればかなりカバーできる。後の問題はあまり差がつかない。

・CCS*という特殊なパートは特殊すぎるがゆえに差がつきにくい。

・2日間も受けるので結局体力勝負

などの考察をしております。step3の情報は少ないので今後も共有できればと思います。

今回の記事では「俺こんなに勉強しなかったのにうかったぜ!!」ということではなく、step3に関してはかなり忙しい時期に受けることになると思いますが、できるだけCKから期間をあけずに受ける気持ちが大事です、というのがメッセージでした!!

*CCS:step3の2日目でてくる10症例くらいを外来患者を見てるとコンピュータ上で過程して実際に検査や、治療、次の外来などの計画をたてる問題。臨床向きで面白い試みであることは確かなのだが、これが正解というのもなく、ここで落ちる人がいるのかは疑問。臨床全然やらずに受ける人達は戦々恐々。

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