アメリカで医師になるための最大の山場はUSMLE CSにあります。本記事では合格した筆者の実際の英語能力をTOEFLのスコアとともに解説していきます。
USMLE step2CSのウソとホント
どうも花咲爺医です。今日もニッチなネタですいません。
USMLEの実際の過去問等に関しては当ブログでは一切扱いません。
今回はCS受験者の方のために絞った記事です。
今回は自分が近年難化するCSに合格できたのかを話そうと思います。
この記事ではCS対策の概論と筆者の英語スペックについての説明がメインなので、具体的な対策を知りたい人は各論を見てください。
評価項目の確認
CSの評価項目の確認をします。
ICE = Integrated Clinical Encounter=知識
CIS = Communication and Interpersonal Skills=コミュ力
SEP = Spoken English Proficiency=英語力
の3つです。この内医師によって評価されるのはICEのみです。
今回はSEPに関して掘り下げたいと思います。
英語ネイティブが不安に感じないように
SEPの項目の詳しい説明は公式サイトに乗っていていかにも、純粋な英語力+最低限のコミュニケーションがなされているかどうか、的な説明があります。
真実ではありますが、真に受けると痛い目に合うかもしれません。
まず英語の発音が極端にいい人はここを通過する確率が高いです。
当たり前ですよね。でもこの記事は主に純ジャパの方にむけて書いているので、次に行きましょう。
ただ実際には、英語の発音が対して良くなくても(すいません、本当は私が評価する立場でないのは百も承知です)
受かる可能性はかなり高めることができます。
これはもちろん自分も含めてです。
筆者の英語力
恥ずかしの点数公開です。
筆者は大学の3年生まで英語圏に出たことはなく、5分以上ネイティブと英語を話すということは20年以上していませんでした。
また小さい頃に英語塾にいったり、海外ドラマをみて育ったということもしていません。
英語のスタートは中学1年のアルファベットから、という日本のイケてない英語教育の典型例で、その後の英語学習は自分で受験勉強や単語帳を覚える、といったことしかしていませんでした。
大学受験の際は英語が得意でしたし、入学してからはヨーロッパに旅行したりしていましたが、日本人の勉強できる人が話す片言英語の域です。
医学部3年のときに2年後に学生実習でアメリカに行きたいと思い、TOEFL iBT
の勉強を始めます。その時もまだスカイプレッスンは使っていません笑
筆者の英語力は3年前に受けたTOEFL iBTが101点でした。
でもこれにはからくりがあって、speakingは18-20点だけれども
reading, listeningはほぼ満点、writingは26-28点くらいでした。
3回ほど受けましたが、speakingだけがどうしてもあがりませんでした。
これに関しては発音矯正塾に通ったりする前なので今はもう少しましか、同じくらいでしょう。
また、米国で5年生のときにhospitalistのチームで1ヶ月ローテーションをしていたこともあります。
たいしてすごい活躍をしたわけではありませんが、アメリカの医学生達と同じようにERにチームで患者を診に行って、降圧薬や利尿薬のチョイスのsimpleなdiscussionでは発言したり、ついていくことはできました。
できなかったこととして、医学生でインド+アメリカなまりの超絶早いネイティブの話は半分くらいしかわからなかったし、薬物中毒の人にボソボソ罵倒されてても正直詳細はわからなかったです。
もっと一般的なことでいうと、Netflixとかで配信されている映画やドラマの字幕なしは専門性の低いものならみて理解することは多分7-8割はできています。
まあ、だいたいわかってもらえたでしょうか?
純ジャパにしてはまあまあ頑張ってるな、くらいのレベルです。
TOEFLはトータルで5,6回受けています。
SPKがもう少しだけ高いスコアも載せておきます。
具体的なプラン
おまたせしました。
・定期的なスカイプレッスン(非医療者ネイティブスピーカー)
・発音矯正のコース
・フレーズ暗記と話す英語の削減
・模試を2回以上受ける
では