Readingは語彙力があれば一瞬でとける問題が存在する
TOEFL iBTに限らず語彙力はどのような場面においても英語力を鍛える上で重要な要素だと言えます。
TOEFLは英検やTOEICに比べてスピーキングやライティングがある分総合能力がとわれますが、依然としてボキャブラリーが重よなのは同じです。
今回はおすすめの単語帳とその理由を紹介します。
たとえばですが、TOEFLのreadingでは、単語力さえあれば一瞬で正解できる問題があります。
公式問題集のreadingからですが、
この問題はとても長い文の一文を取り出してこの部分の語彙と同じものはどれか?という問題ですが、たいてい文脈と特に関係なく単語の知識だけで解けます。
Inclinationはappleの英和辞書では以下のような意味です。
1 a. «…への» 気持ち, 意向, 好み «toward, for, to»
b. «…したいという» (強い)気持ち, 願望 «to do» (!しばしば否定を表す語と共に)
2 «…への/…する» 傾向(tendency), 性向; 体質 «toward, to/to do»
3 ⦅かたく⦆傾斜, 傾き
4 〘数〙傾度, 傾角.
5 〘天〙(軌道の)傾斜角.
でこの場合は2番目の意味ですね。
このように長い文章の意味を理解せずに正答できる問題は非常にコストパフォマンスが高いので絶対に解けるようになったほうが良いです。
3800という単語帳が王道になっている
まずは王道の単語帳を紹介します。
アマゾンでも書店でもTOEFLコーナーにはかならず置かれている本ですね。
この本の単語のチョイスについて私は何も口をはさみませんが、覚え方については羅列形式なので合わない人が多いかと思います。
これが覚えられるなら良いのですが、記憶の関連付けが大事と思う人もいるのではないのでしょうか。
私の英単語ルーツは竹岡先生
私が大学受験の際に補助的な単語帳として重宝したものに「ドラゴン・イングリッシュ必修英単語1000 (講談社の学習参考書)」というものがあります。
著者は有名な駿台予備学校の先生です。
それはどうでもいいのですが、彼が強調していた方法に語源や語呂なんでもいいので紐づけて単語に印象をつけるというのがあります。
私が今から紹介する単語帳に出会ったときは同じような感動がありました。
究極的には単語の意味が何となくわかれば良い
特別にさきほどの3800の100倍くらい覚えやすいと筆者が感じた単語帳を紹介させていただきます。
完全攻略! TOEFL(R)テスト英単語4000という単語帳です。
単語が4000収録されていて、それらに対する一言コメントが書いてあります。
それなりに英単語力がある人を想定して、面白うそうなものを紹介させていただきます。
完全攻略! TOEFL(R)テスト英単語4000 p232 から引用
Venerate: 崇める(あがめる)、尊ぶ 覚え方:美ね、礼!と崇める。 発音:ヴェネレイト。Venus「ビーナス」と関連。He venerated the professor as he were a god. 「彼はその教授を神のごとく崇拝した」。
このページからわかるこの単語帳のすばらしいところ
・まずなんと言っても語呂ですね。びねれいと、びねれいと、、、完全に日本人にしか使えない技ですが、漢字のイメージで美・礼と崇拝するというのがうまくまざっていて比較的クオリティが高いものだと思います。
・発音がカタカナで書いてある。発音記号もいいですが、なんだかんだパットイメージでつかみやすいので素晴らしいです。
・英語が得意な人はイメージ単語をまとめて覚えることができます。その感覚を掴むためにもこのように、シンプルな単語と連関付けてくれるのは嬉しいですね。
・最後にちゃんと”例文”を出しています。これがない単語帳は複数回読む価値がぐっとさがる気がします。
読み物としても面白いし、単語を本気で覚える際にもおすすめできる一冊です。