医学部6年間は長いようで短いです。ですがその後の医師としての生涯に大きな影響を与えます。ボーッと生きていてはだめです。投資の発想を持ちましょう。
ここでは6年間を将来のリターンへとつなげるヒントを語ります。
投資というと株やFxを考える人がいますがあれは投資という広い分野の中での投機というジャンルにカテゴライズされるらしいです。
・勉強以外の勉強
・健康維持の習慣化
・生涯にわたる関係の構築
順を追って説明していきますね。
勉学
勉強以外の勉強-語学
これはもう特に書く必要はないかもしれませんね。
医学の勉強が出ない人はできるだけたくさんの勉強をしてください。
と言っても何から手を付けたらいいのかわからないと思います。
一番手っ取り早くてコスパが高いのが英語とお金の勉強だと思います。
ここでひとつ残酷な話をさせていただきます。
日本人なら誰でも知っていると思われる木村拓哉と工藤静香の子供、最近ネットで話題になっていました。
彼女たちのinstagramのLIVE映像を見ていると話し方が帰国子女っぽい。。
普段TVを爺医は一切みないので知りませんでしたが、彼女たちはインターナショナルスクールに通っているようですね。
ここですごい偏見もありますが、キムタクも工藤静香もすごいインテリジェンスが高い層に属しているわけではないはずです。
(ファンの方とってもごめんなさい)
けれども彼ら彼女らは子供をインターに通わせている。
なぜか?
将来のためだと思います。(単純)
おそらく、芸能人の方はそういう方も多いし、周りをみてとか流行りとかはあると思うのですが、英語の発音やリスニングのセンスは幼少期の方がいいことが多いです。
対して現役世代の医師はどうでしょうか。
爺医は一応アメリカで働くことになっているので、米国人と普通にコミュニケーションして診療をすることができます。
ネイティブからすればこの人はネイティブじゃないのはバレバレレベルの英語ですが、それでも大学病院や周りをみても同じくらい話せる人はあまりいません。
年齢が上がるごとにその傾向は顕著になります。
ですが、今の子供はどんどん英語のexposureも早くなりますし、今後の平均レベルは変わってくることになると思います。
それでも自分と同世代を競争相手と考えるなら英語はまだまだコスパの高い投資だと思います。
逆に同級生の8割が英語がペラペラなら逆張りで中国語のトレーニングをしてもいいかもしれません。
脱線しましたね。
英語に関してはTOEFL iBTから初めてください。この記事に色々書いてます。
留学に全然興味ない人でも医学生というのは得てして、競争心が強く点数がはっきり出るものの方が頑張れると思います。
低学年の時に考えていることなんて数年経てばどう変わっているかわかりません。
もしかしたら海外かっこいいってなるかもしれませんよね?
その時にTOEICや英検(このブログの敵 笑)を持っていても実はほとんど役に立ちません。
アメリカ大嫌いでイギリスオーストラリア当たりに行きたい人はIELTSでもいいです。
勉強以外の勉強-お金
お金に関しては恥ずかしながら医学生の時にそんなに勉強しませんでした。
twitterや読書などで色々な情報が収集できると思います。
医学生は裕福な過程で育った方が多く、その分金銭感覚がルーズな人も散見されます。
それ自体大変羨ましいことで、問題はないのですが、
今後お金の格差はどんどん開いていくと思います。
また医師になると分かるのですが、
アカデミックな充実感と収入は得てして反比例します。
大学病院なら収入は低くなるし、開業医は儲かる。
医師ならば当たり前の常識ですが、マネーリテラシーにもかなりの開きがあるこも事実です。
今や研修医ともなれば(いわゆるゆとり世代の研修医です)
ふるさと納税やつみたてNISAの話を普通にしている人がたくさんいます。
今後は医局に守ってもらうだけでなく自分で最低限の資産管理ができる医師を目指すべきでしょう。
勉強とは違うんですが、ブラインドタッチ(タッチタイピング)のもぜひとも身につけておいてください。それからインターネット検索能力など、ですかね。何かあればコメント下さい。
電子カルテは医師として働く時間のかなりのパーセンテージを占めるのでそこでの無駄を省略することは人生の時間をたくさん作り出すことに繋がります。
(これに関してはdictationという言葉をマイクに向かってカルテを書くという作業が国によっては浸透している科もありますが、ブラインドタッチ習得にかかる時間もそんなにないので、是非医学部低学年のうちにマスターしちゃってください。)
もしかしたら今の小学生・中学生とかはブラインドタッチの必修があったりするんですかね。
健康維持の習慣化
これは以外に見落とされがちですが、
医者の不養生
という言葉が昔からあります。
医師は勤務体制や人間関係、職務の責任感から身体・精神の病のリスクが他職より高いです。
医学生のうちは医学部の部活に入っている人が多いと思います。
これはとてもいいことだと思います。
またジムを習慣化している人も増えています。
ですが、20歳後半、研修医が始まると色々な事情で運動する時間がなくなってきます。
そのような時に自分人の強い意志で運動を続けてください。
おすすめはジョギング・水泳・サイクリングなどです。
これらは医師で習慣づけている人も多いですが、
経営者なども好む傾向があります。
またゴルフなども昔ほどは医師がMRさんに接待されてゴルフをするということも減ってきてるとは思いますが、長年にわたってできるのでいいとは思います。
最強なのは筋トレの習慣だと思います。
とくにプランクなどの場所を選ばずできるインナーマッスルを鍛えるトレーニングは習慣化しているかいないかで今後の健康寿命が大きく変わってくると思います。
生涯にわたる関係の構築
これは学友からバイト仲間、サークル仲間、教員、ありとあらゆる人とのつながりが今後の人生の思わぬところで影響してきます。
ですが、できるだけ多様な人との繋がりを意図的に広げることでよりその多様性が、助けを産むことになります。
新しい人だけではありません。
家族との時間をすごすこともとても大切なことだと思います。
実家から医学部に通うのは最大の親孝行だと言えるでしょう。
仕事が始まるとなんだかんだあえなくなります。
家族と会える時間を一人暮らしのひとが数えて合計すると驚くほど短かったという記事を見たことがあります。
是非計算してみましょう。
恋愛についても同じことが言えます。
昨今の”婚活”という言葉は医師にとっても無関係な言葉では有りません。
医師は婚活市場で強い?弱い?
様々な議論が囁かれますが結局の所時間がなく忙しすぎるので
結局男女問わず離婚率は高いですし、
学生の時間がある内にしっかりと人間性を見極められる相手を見つけることは
とても重要だと思います。
男女問わず。
ここが重要です。
同級生でなくてもいいです。
色んな人と知り合って自分の相対的な強み弱みを見つけてください。
今日の格言
Everybody knows the poor stay poor, the rich get rich
leonard cohen, Everybody knows 歌詞より